〈16〉部屋の暑さがわからない——認知症の母の換気・冷房問題

介護日記

夏が近づいて来ましたが、母ハム子さんの部屋にはエアコン用の壁穴がありません。そのため、最初は冷風機を使ってみることにしました。でも快適にならず、結局は窓用エアコンを設置することに。ハム子さんはエアコンをちゃんと使えるでしょうか。

部屋で汗だくになっている——暑さを感じていない

窓を開ければ涼しい空気が入る時季でも、ハム子さんの部屋に入ると、熱気がこもってムッとしていました。もちろん窓は開いておらず、ハム子さんは汗だく。窓とドアを開けて、しばらく換気するように言っても、すぐに閉めてしまいます

ドアは閉めておくものだし、窓は夕方には閉めるもの、と思っているようで、
別に暑くないよ
などと言っています。

東京ではエアコンを使っていたそうですが、今の部屋には壁穴がないため、まずは冷風機を使ってみました。でもうちで購入したものは、部屋を冷やすには至らず、部屋の湿度ばかり上がりました。

部屋に入ると、まとわりつくような湿気がこもっています。ハム子さんは寝そべってくつろいでいますが、肌はじっとり汗ばんでいます。冷風機の風が当たっているので、
涼しいよ
と、感覚の違うことを言っていました。

氷や保冷剤を入れているので、扇風機よりは涼しいような風が出ていますが、室温は下がっていません。湿度も室温も外気より上がっているので、汗が蒸発せず、熱中症になりそうです。結局、窓用エアコンを設置することにしました。

リモコンの認識がない——本体の電源スイッチを使用

居間にある古い窓用エアコンは音が大きいので(ゴーッと動き、ガタンと止まる)、ハム子さんが音で混乱しないかと心配でした。でも今の窓用エアコンは静かですね!もちろん静音設計のものを選びましたが、音はほとんど気になりません。

そして当然、部屋の涼しさは冷風機と段違いです!これで熱中症の心配はなくなりました。
自分で電源を入れられたら、の話ですが…。

ハム子さんにリモコンを渡しても、電源ボタンすら毎回言わないとわかりません。これ以上なくシンプルなリモコンなのに…。その上リモコンを箱の中やペン入れの中など、どこかにやってしまいます

結局、わかりやすい本体のスイッチを押してもらうことに。温度設定をリモコンの画面で確認する必要があるので、リモコンはこちらで預かっています。なくしたら大変ですから。

今日は暑いから、と1℃下げただけで、気がつくと電源を切っているハム子さん。冷たい風が当たると、もったいないと思うんでしょうか。結果、暑い部屋で汗をかいていたりします。なので、エコな感じで高めの温度設定にしています。

電源オフを忘れてつけっぱなし——静音・温度高めのせい?

ハム子さんは、デイのお迎えが来ると、ドタバタと慌てて出て行きます。急いでいますよ、とスタッフさんにアピールするかのように(夫婦で同じ見解です)、ドアも勢いよく音を響かせて閉めて行きます。たまたま私が休みで、出て行った後に部屋を見ると、エアコンがつけっぱなしのことが多いです。

音が静かだし温度設定も高めなせいで、エアコンがついている認識がないんでしょうか。いつもの電気がもったいないという感覚は、急いでいると忘れるようです。

冬のオイルヒーターも夏のエアコンも、電気代がかかる程度のことならと、つけっぱなしでデイに行っても諦めています。風邪を引いたり熱中症になったりする方が大変なので。

暑い部屋に帰って来ると、自分でエアコンの電源を入れているようなので、とりあえず安心しました。ヒーターの時のようにプラグを抜いてしまうことも、今のところありません。

このまま、ある程度自室の管理ができる状態を維持してくれたらありがたいです。とはいえ、夏場は特にこまめに様子を見て、空調や体調を確認する必要がありますね。

次回は、真夏に冬のセーターを着る母

着替え問題は年間通してありますが、夏場は間違えると熱中症の危険があります。ハム子さんは季節の感覚がないのもありますが、温度感覚もやはり鈍っているようです。次回は衣替えと夏場に対策したことを書きますね。

読んでくださり、ありがとうございました!次回もお付き合いいただけるとうれしいです。