〈3〉認知症の母の同居準備——見慣れた家具でストレスを減らす

介護日記

私ほっこりには、姉・妹・弟がいますが、みんな関東在住です。
グループチャットやビデオ通話で話し合い、認知症の母ハム子さんは、兵庫の私達夫婦と同居することに決まりました。

団地の5階での同居は厳しいので、私達も引っ越しをします。
物件探しから引っ越し、ハム子さんを迎えるまで、慌ただしい2ヶ月でした。

引っ越し契約で実印がない——認知症の母のバッグから出てくる

同じ町内に、夫ちーちゃんの妹家族が住んでいるので、町内の物件を探しました。
地域が限られていたため、お試し同居中から物件探しや内見をするも、なかなか決まらず…。

最終的に、1部屋多い別の団地に決まりました。
1階・2階がいつ空くかわからず、3階の部屋に決めました。
また階段を上ることになるので、足腰が健康じゃないと、部屋まで辿り着けません。
どうかハム子さんが転んだりしませんように…。

いざ契約の段階で、実印が見つかりません。
いつも入れている引き出しの中を、くまなく探しました。
使った記憶はないけれど、バッグの中も探し、可能性のある場所を何周か探して…。

ふと、ハム子さんの模様替えを思い出しました。
夜中に現れるイタズラ妖精が、印鑑を持って行ったのかも…。
不用心にも、居間の奥の引き出しに入れてありましたから。

疑って悪いなぁと思いながらも東京の妹に訊いてみたところ、秒で見つかりました!
持ち歩いていた手提げバッグに入っていたそうです。
大事なものだから」と、バッグに入れたんでしょう。
のちに、うちのシャチハタも見つかりました。

すぐに妹が実印を送ってくれたため、無事に契約することができました。
当たり前ですが、大事なものは触れる場所に置いたらダメですね。
同居前に痛感しました。

見慣れた家具で安心を——認知症の母を迎えた引っ越し当日

バタバタと私達夫婦の引っ越しが終わり、まだ片付かない中、ハム子さんが越してくる日を迎えました。
働きながらの引っ越し準備や片付け、本当に大変ですね!
夫ちーちゃんの母や妹家族が手伝ってくれて、何とかかんとか終われました。
引っ越し、甘く見てたかも…。

東京からは、ハム子さんが使っていたタンスや置き畳などの家具をそのまま、妹が単身パックで送ってくれます。
ハム子さんが落ち着きやすいように、見慣れた家具を並べることに。

当日は午前中にハム子さんの荷物が届き、午後にハム子さんが到着します。
置き畳だけフローリングに敷き、荷物整理はハム子さんにお任せ。
得意分野ですからね!
やることはあった方がいいですし。

妹がまた、ハム子さんと一緒に飛行機で来てくれました。
この日を迎えるまでに、幾度となくメッセージのやり取りをして…忙しい中、ありがたいことです。
空港から直接役所に行き、ハム子さんの転入届を出しに行きます。

ハム子さん、お試しで1ヶ月同居したことは…やっぱり覚えていませんでした。
ですよね〜。
二人で道の駅巡りをしたり私達夫婦と淡路島に行ったり、町内をウォーキングしたあの日々は、どこかの引き出しにしまわれているのでしょうか。
それともきれいに消えてしまったのか…。

役所の時間ギリギリまで、できる手続きをしてもらいました。
駅の近くでお茶だけして、妹は帰ることに。
慌ただしくて本当に申し訳ないやら、ありがたいやら…。

いよいよ本格同居スタート——次回へ続く

さあ、ハム子さんと私達夫婦の生活が始まります!
ハム子さん、混乱せず穏やかに過ごせるでしょうか?

読んでいただき、ありがとうございました!
次回もまたお付き合いいただけると嬉しいです。

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