〈20〉クリスマスプレゼント——上下が違うとパジャマとは認識されない?

介護日記

夫ちーちゃんが、母ハム子さんのためにクリスマスプレゼントを用意してくれました。夜寒くないようにと、暖かそうなパジャマです。ところが、パジャマにも部屋着にも着られず、また飾っておくだけになってしまいました。

パジャマのプレゼントを喜ぶが——またパジャマに着替える

夫ちーちゃんが、ハム子さんにパジャマをプレゼントしてくれました。全体的にグレーで上はトレーナータイプ、下は上より少し濃いめの色のズボンです。何やらかわいいキャラクターも描いてあり、ハム子さんは
「こんなかわいいの、もらっていいの?」
と照れつつ喜んでいました。

これはパジャマや部屋着に使ってね、と渡して部屋で着替えてもらいました。ハム子さんは普段前開きのボタンタイプのパジャマを着ています。普段着にもトレーナーはないので、なんだか新鮮でした。夫がこっそりプレゼントを選んで用意してくれていた気持ちもありがたく、うれしい気持ちになりました。

ところが、夕食の声かけをしに行くと、ハム子さんはいつものパジャマを着ています
「あれはパジャマだったの?知らなかった」
プレゼントのパジャマはハンガーにかけてありました。もう一度着替えてもらい、いつものパジャマは洗濯するために回収。

でも同じ繰り返しでした…。夕食後のハム子さんは、タンスから別のパジャマを出して着替えているんです。そして
「あれはパジャマだったの?知らなかった」
…デジャヴか!残念ですが、この服がパジャマとして着られることはありませんでした。

パジャマの色?形?——パジャマとして認識なし

ハム子さんが普段着ているパジャマは、ボタンの前開きで同じ花柄の上下です。プレゼントのパジャマは、トレーナーとズボンのセットで、色の濃さも上下で違いました。ハム子さんの目には、それこそトレーナーとズボンで、パジャマには見えなかったのでしょう。

そして、普段トレーナーを着ることのないハム子さん。ハンガーにかけて飾り、着ることはありませんでした。ズボンの方は、普段着として履いていることがありました。そのときも、「これはパジャマだから」「パジャマとは知らなかった」というやりとりをしています。

パジャマとして着ることを期待していましたが諦め、今は普段着にでも着てくれたらいいと思っています。いかにもパジャマというデザインではないので、せめてズボンだけでも活用してくれたら、夫もプレゼントした甲斐があるというものです。

それまでにも、あげても着ない服は色々ありました。デニムの伸びるズボン、少しラメが入ったカーディガン…。ハム子さんが着なかった服は私が着ていますが、夫がハム子さんのために用意したものに関しては、できればハム子さんに着てもらいたいところです。

夕食前の会話——毎回同じやりとりを繰り返す

夕食ができて部屋に声をかけに行くと、ハム子さんはパジャマ姿で布団に寝転がっています。デイが休みの日には、16時過ぎにパジャマに着替えていることも珍しくありません。そして認知症あるあるですが、
ご飯食べてなかったっけ?
という反応が多いです。本気かネタかはわかりませんが。

部屋着用にフリースの上着がありますが、居間に現れるときのパターンは様々です。パジャマの上に外出用のコートを着て来たり、汚してほしくないカーディガンを着て来たり…。そして毎回
こんな格好でいいかしら
と恥ずかしそうに言うのが、現在までの1年3ヶ月間のお約束です。

とりあえずフリースの上着を着てもらい、毎回ツッコミを入れます。「ここはドレスコードがあるからドレスアップしておいで」と言うと笑っているので、本当は「こんな格好」でいいとわかっているようです。よくわからない謙遜を毎日しています。

靴下も履いて出て来ますが、その靴下は新しくタンスから出していることがあります。脱いだ靴下は枕の横に置き、夕食のときにまた新たな靴下を履くのです。結果、布団の上に複数の脱いだ靴下が…。回収しなかったら?多分またタンスに戻すのでしょうね…。

次回は、年末年始の話

年末年始は、近所にある夫ちーちゃんの妹家族の家に行きます。毎年、親戚一同集まって年越しをするのです。ハム子さんは初参加。次回はそのときのことを書きますね。

読んでくださり、ありがとうございました!次回もお付き合いいただけるとうれしいです。

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