〈7〉認知症の母がデイケアを体験——別人のように生き生きと参加

介護日記

一人で外出して警察に保護された、認知症の母ハム子さん。
早く介護サービスを開始したいところです。
デイサービス(通所介護)とデイケア(通所リハビリテーション)を組み合わせて、週5日通ってもらう予定です。
今回は、そのためにデイケアを体験しに行きます。

認知症の母がデイケアで大はしゃぎ——入浴も拒否なし

当時私が働いていた施設のデイケアに通ってもらう予定で、体験を申し込みました。
あとでデイのスタッフから詳しく話を聞くと、かなり楽しんでいたようです。
午前中、まず入浴をしました。

姉と妹は驚いていました。
東京で妹家族と暮らしていた時も、ハム子さんはデイサービスに通っていましたが、入浴だけは断固拒否だったそうです。
こちらでの体験では、
「あら、広いのね〜」
などと浴場を見てから、すんなり入浴したとのこと。

私にとってはありがたいことです。
ハム子さんが自宅で入浴すると、脱衣所に毎回水を飛び散らせることが、私のストレスになっていましたから。
入浴はできるだけデイで済ませられたらと思っていました。

昼食は好き嫌いなく完食し、同席のご利用者さん達と談笑し、レクリエーションのクイズでもよく答えたそうです。
スタッフのボケを全て拾って突っ込んでいたそうで、関西人かと思った、と言われました。

日中一人でテレビ相手の時間を過ごし、相当退屈していたんでしょうね。
楽しめる場所に行って、遠慮なくはじけてきたようです。
普段とはキャラが違っていました。
私は抑圧していたみたいで、逆に申し訳なく感じてしまいましたが…。

デイサービスとデイケアを組み合わせて週5利用——サービスへの期待

他には体験に行かず、前回体験に行った認知症対応型デイサービスと、今回のデイケアの利用を決めました。
契約を済ませ、ハム子さんの主治医を決めて受診し、東京での主治医からの情報を渡して診療情報提供書を依頼し(デイケアで必要)さあ3月になる翌日から利用開始です!

この半月が長かったです。
ハム子さんは、いつフラッと一人で外に出るか分からず、実際警察にも保護されましたし。
デイに通えば日中の所在は明らかだし、退屈することもなくなるでしょう。
退屈しのぎに「ちょっとお出かけ」というリスクが減らせます。

毎日外出して人と話して、体操やリハビリで体を動かせて、色々な刺激を受けられるのはありがたいです。
認知症の進行も緩やかにしてくれるかもしれません。
夜もしっかり眠れるでしょう。

私は、これで全て丸く収まると安心していました。
でも実際は何もかもこれからで、調整・変更が必要だったのです。
介護サービスの良し悪しではなく、原因は私のストレスでした。
同居当初は、ハム子さんとの生活がストレスになるとは思っていなかったのですが…。

デイ通所が始まっても続く困りごと——安心している暇はない

私達夫婦は、デイのお迎えがくる前に出勤してしまいます。
デイのバッグを玄関に用意し、ハム子さんに手紙を渡し、デイのお迎えの時間を伝えます。
でも手紙だと、読んで畳んだら忘れられてしまいました。
なので途中からは透明のハードケースに入れて、出せないようにテープで留めて、部屋に置くようにしています。

日中にデイから連絡が入らなければ、無事に行けたのだろう、と…。
帰ってから連絡帳を確認し、楽しんでいたであろう内容を読みます。
ハム子さんに訊いても、
デイ?行ったかな?
との答え。
連絡帳がないと、何もわかりません。

デイケアは私の職場の施設内なので、順調に通えていることは聞けました。
リハビリで施設の外も歩いているそうです。
デイサービスで料理をして、デイケアでリハビリに取り組み、いい組み合わせだと思っていました。

次回は認知症の困った行動の話

ハム子さんはデイサービスに週3回、休みを挟んでデイケアに2回通う予定にしていました。
休みは私と一緒です。
次回は、その当時のハム子さんの困った行動と、その対応について書きますね。

読んでいただき、ありがとうございました!
次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。

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