〈10〉認知症の母との同居で溜まるストレス——介護の本音

介護日記

認知症の母ハム子さんは、デイに通い始めました。
ところが、週5日通うはずが、ほぼ週4日になってしまいました。
デイが休みの日は一人にならないように、私の休みに合わせています。
つまり、自宅での時間には、ずっとハム子さんがいるということなんです。

認知症の母に食器洗いをやめてもらった理由——洗剤なしで汚れが残る

ハム子さんが通うことになった認知症対応型デイサービスは、民家を改装して作られています。
3月から通い始めましたが、暖かくなったら畑での作業もできるそうです。
散歩がてら買い物に行ったり、昼食作りの手伝いや片付けをしたりと、役割も色々あります。

ハム子さんはしたがるんですが、家では食器洗いもしてもらいません。
お試し同居の時に洗ってくれた食器が、全部汚れていたからです。
ハム子さんはスポンジに洗剤もつけず、ササッと撫でながら水で流すだけなんです。
汚れは落ちておらず、油膜が張っていました。

水切りかごに置いていた、他の食器もまとめて洗い直さないといけないので、もう洗い物はしないようにしてもらっています。
きれいに洗うには、毎回横から「洗剤つけて」「スポンジでちゃんと擦ってから流して」などと言わなければいけません。

もしくは、ハム子さんに気分よく洗ってもらってから、後でこっそり洗い直すかです。
現実問題、毎日それをするのは無理!と思いました。
認知症でも「できることは自分で」とか「先回りしてやってしまうのはよくない」などと言いますが、介護者のストレスとのバランスも取らないと、行き詰まってしまいますよね。

台所に入らないでほしい——ゴミは毎回分別できない

デイで食器洗いをしているからか、ハム子さんは目を離すとまた、自分の使った食器を洗っていました。
部屋でおはぎを食べたお皿もフォークも、洗った後やっぱり汚れています。

夕食は基本的に家族3人居間で食べますが、朝はバラバラです。
休みの昼食や、大好きなおはぎも、部屋で食べてもらっています。
その時の食器は、紙コップと紙皿と割り箸の、使い捨てに変更しました。

今度はゴミ問題です。
部屋にゴミ箱があるのに、台所にゴミを捨てにくるハム子さん。
分別してあるのに、全然違う捨て方をしています。
ペットボトルに汚れたプラスチックを入れたり、その逆をやってみたり。

以前、ハム子さんが買い物でカップラーメンを選んだことがありました。
部屋に置いていたところ、ポットのお湯を使わず、小鍋でお湯を沸かした形跡が。
お湯を沸かしたまま忘れてしまうことも考えられます。
何事もなくてよかったですが…。

そんなこともあり、台所に入れないように、ベビーゲートを設置しました。
粘着テープで取り付けるロール式なので、取り付けが簡単で、使わない時も邪魔にならず便利です。
ただこれは6月にネットで購入したものなので、それまではどうしたらいいか悩み、ストレスになっていました。

デイに週5で通えない?——週4になってしまった事情

ハム子さんは月・火・水に認知症対応型デイサービスに通い、金・土はデイケアに通います。
月に1度は私の職場で1泊のショートステイを予定しています。
でも結局、デイを月に4回休まなければ単位が足りませんでした。

通っていた認知症対応型デイサービスは、普通のデイサービスより単位が高いんです。
単位が高いと思っていたデイケアよりも高かったです。
とてもいいサービスなんですが、それゆえにハム子さんの休みが増えてしまいました。

ハム子さんがまた一人で出て行かないように、私の休みと合わせて休みます。
結果、私が一人でゆっくり過ごせる休みはなくなりました。
介護の仕事で疲れて、休みの日は昼寝をしたいんですが、音が気になって目が覚めます。

音でキャッチできるように、財布に鈴をつけていたんですが、座ってテレビを観ながらでも財布を触っていたりするんです。
テレビの音も、すぐに大きくしてしまいます。
「あ〜疲れた!」
などと大きな独り言を言ったり。
こっちが疲れとんねん!と怒鳴り込んでしまいましたが…。

次回は感情が爆発した日の話

ハム子さんにとってはいいサービスでしたが、休めないことで、私の疲れもストレスも溜まってきました。
ストレス解消方法を模索しましたが、その場しのぎです。
ちょっとしたことでも怒りが込み上げるようになってきました。
次回はその頃の話を書きますね。

読んでいただき、ありがとうございました!
次回もお付き合い頂けると嬉しいです。

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